基礎代謝低下のフォローがダイエットを成功へ導く

人は年齢を重ねると基礎代謝が低下します。基礎代謝を簡単に説明すると1日何にもしなくても勝手に消費されるエネルギー量のことです。この消費エネルギーの減少が肥満を招く大きな原因となります。

基礎代謝とは「身体を動かさない」何もしない状態でも消費されるエネルギーの総量のことです。何もしなくてもエネルギーが消費される理由は、生命活動を維持する為にエネルギーが使われるからです。

基礎代謝が一番高くなるピークの時期は10大後半で、身体の発育がピークを迎え大人になる時期と重なっています。

人の身体の成熟は20代前半と言われています。つまりそれまでの発育の過程で身体「骨格・筋肉・器官」を作る化学反応に膨大なエネルギーを消費しているということです。

これが10代の後半で基礎代謝がピークを迎える理由です。しかし、この時期を境に基礎代謝は低下右肩下がりに低下していきます。

身体の成長がひと段落し、発育の停止を迎える頃から基礎代謝量は緩やかに低下していきます。

年齢的に「若い」と言われる20代では基礎代謝は高い数値を示していますが、実は20代では基礎代謝低下傾向なのです。20代という年齢が高い基礎代謝を示す理由は人の繁殖に適した時期だからです。

しかし、30代境に基礎代謝の低下量は増加し、40代では大幅に低下します。このため、30代後半から40代にかけて「太りやすい」と感じる方が増えてくるのです。

代謝と聞くと筋肉を連想される方が多いと思います。しかし、実際の代謝の多くは筋肉ではなく、身体に備わる臓器が７割以上を占めます。

代謝とは身体で起こっている化学反応で、日夜私達の身体に存在する臓器が消費しているエネルギーです。

この体内で起こる化学反応はホルモンや酵素を介して行われ、生きる為の化学反応なので生理活性反応と呼ばれます。

つまり、代謝とは身体で起こる生理活性の連鎖であり、生理活性とは「身体を造り・維持する」ために起こす化学反応のことです。

代謝と聞くと「筋肉」を連想される方が多いと思います。しかし、身体で起こる代謝の多くは「脳・肝臓・腎臓・心臓・その他」となり、70％以上が臓器での反応です。

実際の筋肉での代謝量は22％程度となり、筋肉での代謝量が下がってしまうのは筋肉量が大きく低下する40代後半からとなります。

つまり30代や40代で起こる代謝の低下は、主に臓器での代謝の低下＝すなわち老化が導いている現象なのです。

代謝酵素とは、代謝を促してくれるホルモンや酵素の総称です。代謝には反応を起こすホルモンと反応をサポートする酵素が必要不可欠です。

ホルモンとは体内で生理活性を行う時に必要なタンパク質のことです。ホルモンが代謝を行う場合には、レセプターという体内の受け皿に結合することで、生理活性＝代謝は起こります。

つまり、ホルモンとは代謝反応を起こす「スイッチ」のような働きを担うものということになります。

そして、ホルモンは体内で「生産/分泌」される物質なので、食事によって摂取することはできないものです。

ホルモンが代謝を起こすスイッチの役割を持ち、酵素は代謝反応の過程（経路）をサポートする役割を持ちます。

代謝を完結するにはホルモンで反応を起こし、反応そのものを酵素でサポートするという構図になります。

代謝反応を「補助する」働きから、酵素は「補酵素」とも呼ばれています。そして代謝に必要なホルモンや酵素の総称を「代謝酵素」と呼びます。

基礎代謝低下による肥満を解消するために、ダイエットを始める場合には、代謝が下がる原因となったホルモンや酵素をサポートすることが重要です。

代謝をコントロールし雌雄を決定するホルモンを性ホルモン「男性ホルモン/女性ホルモン」と言います。

代謝に深く関わる女性ホルモンがエストロゲンで、男性ホルモンがテストステロンです。それぞれの性ホルモンは互いに雌雄を引き合わせるために働きます。

女性ホルモンは男性が魅力的に感じるような「優麗な体型・紙の艶」などの女性らしさを作り、男性ホルモンは女性が魅力的に感じるような「筋肉質な体型」男らしさを生み出します。

成長ホルモンは、文字通り「子供の成長を促す」ホルモンですが、大人になっても成長ホルモンは分泌されます。

成長ホルモンが大人の身体でどのように働くかと言うと、肥満を防ぐために働きます。

例えば食べすぎた時に、脂肪の蓄積を防ぐため、直接代謝を高め余分なエネルギー源を燃焼します。

代謝が下がる年齢からダイエットを始める場合、代謝の低下要因のサポートが必要不可欠です。

福井薬局では代謝に関わり脂肪の燃焼を促してくれるホルモンや酵素のサポートを行うことで、下がりゆく基礎代謝をフォローします。