現代のダイエットにおいて漢方やサプリメントを使うことは、今や当たり前の時代になってきました。しかし、サプリメントと漢方には明確な使い分けが存在します。主にサプリメントは代謝に関与していることが多く、漢方は身体の機能を立て直すことに関与しています。
この記事では漢方薬の役割とサプリメントの役割についてお話しさせていただきます。
1.ダイエットする理由
ダイエットを行うきっかけになるものが「肥満」です。年齢を重ねて行くにつれ多くの方が太っていきます。この肥満原因には「基礎代謝の低下」と「肥満抑制機能の低下」の2つが存在します。
基礎代謝の低下
一般的に「代謝の低下」と呼ばれるものは、何もしなくても生命維持のためにエネルギーを消費する「基礎代謝」のことです。
この基礎代謝が低下する、すなわち何もしなくても消費できていたエネルギー量が低くなることを意味します。
しかし、消費エネルギーが減っていたとしても、食べる量が減らない方が多いので、エネルギーを余らせてしまいます。
この余ったエネルギーを上手く消費できなければ脂肪として蓄積してしまいます。
肥満抑制の低下
身体に備わる肥満を抑制する機能には2つの作用があります。
1つ目が「摂食抑制」です。食べ過ぎ=エネルギーの摂り過ぎを身体が感知し「これ以上食べなくてよい」と教えてくれる機能です。
2つ目が「熱生産」です。食べ過ぎによって体内に余ってしまったエネルギーを放っておくと脂肪に変わってしまいますので、エネルギーを使って体熱を生み出し消費する機能です。
食後に身体が熱くなり汗をかくことが、この機能にあたります。
身体にはこれらの肥満抑制機能が備わっていますが、食文化の変化に伴い多くの方が肥満抑制の機能が正しく働いていないです。
この「基礎代謝の低下」と「肥満抑制機能の低下」が重なることによってBMI基準値を大幅に超えてしまうような「肥満」になってしまうのです。
2.基礎代謝の低下は生理活性の低下
基礎代謝の低下という現象は、多くの場合、代謝に必要な補酵素(酵素/ホルモン)そのものが減ってしまうことにより起こります。つまり補酵素の減少に伴い代謝の量も減ってしまうとうことです。
代謝の低下を補うにはサプリメント
代謝の低下を改善するために効率の良い物がサプリメントです。
代謝低下の原因は、補酵素の生産量の低下ですので、低下した補酵素その物を取り入れる、もしくは補酵素の原料を取り入れることで代謝の低下に抗うことは可能です。
この補酵素(酵素/ホルモン)を補うには、原料や補酵素などの成分その物を抽出し濃縮することで、豊富に含有することに長けているサプリメントが向いています。
3.肥満抑制の低下は恒常性の異常
恒常性とは、一定の状態に保つ(戻す)ことで健康状態を維持する機能で別名自然治癒力とも言われています。肥満に関しても肥満を抑制する(元に戻す)働きは恒常性機能の一部なのです。
恒常性の立て直しには漢方
肥満抑制機能=代謝の恒常性が、現代の欧米食文化によって正しく機能しないという状態がメタボリックシンドロームです。
本来、肥満抑制のシステムが正常であれば、異常な食欲も、過度な脂肪の蓄積も起こり得ないということです。
この身体に備わった機能を立て直すことに長けているものが漢方なのです。
漢方が良い理由は、漢方には複数もの生薬が含まれており、生薬単体の効果と組み合わせによって起こる効果があります。
元来、数千年にもおよぶ漢方の歴史「東洋医学」では漢方によって自然治癒力を高めることで病の治療を行ってきました。
つまり、結果論的に漢方によって自然治癒力が高まることが証明されており、この自然治癒力こそが恒常性なのです。
このことから福井薬局では「基礎代謝の低下にはサプリメント」を「肥満抑制の低下には漢方」を使い太ってしまう身体の原因を根本的に解決し減量をサポートしています。